筋トレ・ダイエットの基本はカロリー計算|消費カロリーと摂取カロリーの考え方を完全解説 - Wellness Press

「筋トレをしているのに体が変わらない」
「食事を気をつけているのに痩せない」
こう感じたことはありませんか?
実は、筋肉が増えない・痩せない原因の多くは、
**トレーニング不足ではなく“カロリーの理解不足”**にあります。
筋トレもダイエットも、本質はシンプルです。
それは「消費カロリー」と「摂取カロリー」のバランス。
この記事では、初心者でも理解できるように、
カロリーの基本から目安の考え方までをわかりやすく解説します。
筋トレ初心者の具体的なトレーニングメニューについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 筋肉をつけたい人向けの初心者メニュー
▶ 痩せたい人向けの初心者メニュー
体は「カロリー収支」で決まる
まず最初に覚えておきたいのが、体の変化はすべてカロリー収支で決まるということです。
- 痩せる :消費カロリー > 摂取カロリー
- 体重維持:消費カロリー = 摂取カロリー
- 太る :消費カロリー < 摂取カロリー
どれだけ筋トレをしても、摂取カロリーが多すぎれば体脂肪は増えます。
逆に、食事量を減らしすぎれば、筋肉まで落ちてしまいます。
つまり、
筋トレや食事の前に「カロリー」を理解することが最優先なのです。

消費カロリーとは何か?
消費カロリーとは、1日に体が使うエネルギーの総量のことです。
消費カロリーは主に3つで構成されています。
① 基礎代謝(約60〜70%)
何もしていなくても消費されるエネルギー。
呼吸・心拍・体温維持など、生命維持に必要なカロリーです。
筋肉量が多い人ほど、基礎代謝は高くなります。
② 日常活動(約20〜30%)
- 通勤・通学
- 歩行
- 家事
- 立ち仕事
実は、筋トレよりも日常活動の方が消費カロリーは大きい場合が多いです。
③ 運動(約10%前後)
- 筋トレ
- ランニング
- スポーツ
多くの人が誤解していますが、
運動だけで消費できるカロリーは意外と少ないのが現実です。
基礎代謝はどうやって算出する?
基礎代謝は専門的な計算式で求めることもできますが、
筋トレやダイエット初心者の場合は、ざっくりした目安を知るだけでも十分です。
ここでは、誰でも簡単にできる2つの方法を紹介します。
① ざっくり算出する方法(体重ベース)
最も簡単なのは、体重から基礎代謝を計算する方法です。
目安は以下の通りです。
- 男性:体重 × 22〜24kcal
- 女性:体重 × 20〜22kcal
例えば、体重65kgの男性の場合、
65 × 22〜24
→ 約1,430〜1,560kcal
これが、1日に何もしなくても消費されるエネルギー量の目安になります。
細かい数値にこだわりすぎる必要はありません。
まずは「自分の基礎代謝はこのくらいなんだ」と把握することが重要です。
② 体組成計を使う方法
より正確な数値を知りたい場合は、体組成計を利用する方法もあります。
多くのジムや家庭用の体組成計では、
- 基礎代謝
- 体脂肪率
- 筋肉量
- 内臓脂肪レベル
などを自動で測定できます。
ジムに通っている人は、InBodyなどの体組成計を一度測定してみるのもおすすめです。
自分の体の数値を知ることで、
- 食事量の調整がしやすくなる
- 目標設定が明確になる
- モチベーションが上がる
といったメリットがあります。
総消費カロリー(TDEE)の考え方
自分の消費カロリーを知るためには、総消費カロリー(TDEE)を理解する必要があります。
TDEEの目安:
- ほぼ運動しない:基礎代謝 × 1.2
- 週1〜3回運動:基礎代謝 × 1.4〜1.6
- 週4回以上運動:基礎代謝 × 1.7〜1.9
例)
基礎代謝が1500kcalの場合
- 週1〜3回運動 → 約2100〜2400kcal
これが、あなたの「1日の消費カロリー」の目安になります。
摂取カロリーとは何か?
摂取カロリーとは、食事から得るエネルギーの総量です。
初心者が陥りがちな勘違いは次の通りです。
- 食べていないつもりでも高カロリー
- ヘルシーそうな食品でも脂質が多い
- プロテインだけ意識して総カロリーを見ていない
筋トレやダイエットを成功させるには、
「何を食べるか」だけでなく「何kcalか」を意識することが重要です。
たんぱく質や脂質の具体的な摂取量については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ ジム初心者がまず意識すべき食事の基本【高たんぱく・低脂質】
摂取カロリーの目安【目的別】
筋肉をつけたい人の場合
基本の考え方は、消費カロリーより少し多く食べることです。
目安:
- 消費カロリー + 200〜500kcal
例)
- 消費カロリー:2000kcal
- 摂取目標:2200〜2500kcal
増量しすぎると脂肪が増えるため、
「少し余裕を持たせる」ことがポイントです。
痩せたい人の場合
基本は、消費カロリーより少し少なく食べることです。
目安:
- 消費カロリー − 300〜500kcal
例)
- 消費カロリー:2000kcal
- 摂取目標:1500〜1700kcal
極端に減らすと、筋肉が落ちたり、リバウンドの原因になります。
三大栄養素の考え方(PFCバランス)
カロリーだけでなく、栄養素のバランスも重要です。
たんぱく質(最優先)
筋肉の材料となる栄養素。
目安:
- 筋肉をつけたい人:体重 × 2g
(本格的に筋肥大を狙う場合は3g程度) - 痩せたい人:体重 × 1〜1.5g
食事だけで足りない場合は、プロテインの活用も有効です。
脂質(意識しないと増えやすい)
脂質はカロリーが高く、摂りすぎると体脂肪が増えやすくなります。
目安:
- 1食あたり20g以内
- 総摂取カロリーの20〜25%程度
ダイエット中は特に「脂質」を意識することが重要です。
炭水化物(エネルギー源)
糖質は筋トレの燃料です。
- 減らしすぎるとパフォーマンス低下
- 極端な糖質制限は継続が難しい
残りのカロリーを炭水化物で調整するのが基本です。
初心者がやりがちなカロリーの勘違い
- 運動したから好きに食べていい
- プロテインを飲めば痩せる
- 夜だけ食事を減らせばOK
- カロリーより食材だけを見る
- 週末の暴飲暴食を無視する
こうした習慣は、筋トレやダイエットの成果を大きく下げてしまいます。
※筋トレ初心者がやりがちなNG行動については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 筋トレ初心者がやりがちなNG行動10選|遠回りせず結果を出すための行動
カロリー管理をラクにする方法
「毎日カロリー計算は面倒」と感じる人も多いでしょう。
おすすめの方法は以下の通りです。
- 食事管理アプリを使う(あすけん、MyFitnessPalなど)
- 最初は3日〜1週間だけ記録する
- 完璧を目指さない
一度でも数字を把握すると、食事の感覚が大きく変わります。
まとめ|筋トレもダイエットも“数字”がすべて
筋トレやダイエットの成果は、努力だけでは決まりません。
- 体はカロリー収支で変わる
- 消費カロリーを知ることがスタート
- 摂取カロリーを意識することで、体は確実に変わる
まずは、自分の消費カロリーと摂取カロリーを知ることから始めてみてください。
それだけで、筋トレとダイエットの成功率は大きく変わります。